仏事の時の着物

年末に従兄弟の四十九日法要がありました。

その時に着た着物について書きたいと思います。

ここ2〜3年、
仏事に参列する事が多くなって来たので
昨年の始めに
仏事に着る着物を誂えておきました。

でも、まさかこんなに早く
従兄弟のために着る事になるとは
思いませんでしたが😢

本題の着物について

誂えたのは、
白生地で自模様も無く、シボもない
どっしりとした四丈(よじょう)の反物。
白生地は見て選ぶ事はなく、
仏事用で用意してもらいました。
色は自分で選べます。
私は深い紫、遠目で見ると
紺や黒にも見えるくらい深い色です。

今回は紋付にせず、紋無しの色無地。

四丈とは反物の長さの事で、
通常は三丈程ですが、
こういう着物を袷で作る場合は
八掛も同じ生地で同じ色に染めて
仕立てるため、
その分の長さが必要になる訳です。

ですので、普通の袷の着物とは違い
重さもどっしりとしています。
それが高級感をかもし出し
礼装感も出ます✨



これを作る時、先生に
「単衣ではだめですか?」
と質問しましたが、
「せっかく四丈の長さのある生地ですし、
第一礼装に準じますので、
袷で作っておいた方がいいと思います」
と教えていただき、
その通りに誂えましたが、
今回着てみて納得‼️
単衣ではいくら高級生地でも
ペラペラとして礼装感は全く違います!
(単衣の季節なら別ですが)
着る時は重く感じますが、
着るとしっとりとして
見た目も全然違うのがわかります😅

やはり先輩のおっしゃる事は
聞いておくものです!💦
おっしゃる通りに誂えておいて良かったー😊


帯や帯締め、帯揚げ、お草履は
母の物を使いました。
60年位前の物だと思いますので
やはりお草履はクッションもなく固くて履きにくく、
帯も硬くて締めにくく綺麗にも決まらない💦
帯締めのフサも毛羽立ち使いづらいので、
小物類も新しくしておかないと、
と心に決めながら帰ってまいりました😅

コロナの感染が拡大しているため、
親戚の人数も最低限、
法要のみで、会食もなく解散。
寂しいですが、
だからこそ、
装いだけでも正装で故人を送りたいと
感謝を込めて参列しました。






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